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チョン キョン ファの演奏スタイル・・・専門家の評価

チョン キョン ファが福岡アクロスホールでビバルディ 四季の演奏会のため来日した。バッハの無伴奏も演目にあった。その演奏で、ハプニングが起こった。チョンの演奏スタイルにはすごみがある。バイオリンの顎あてをしっかり引きつけ、前屈みで、挑みかかるようなスタイルで演奏する。まるで獲物を狙うヒョウのようだ。そのような演奏の途中で、バチンという音がして何かが転げ落ちた。何と、顎あてが外れたのだ。こんなことは滅多に起こらないであろうと思われた。彼女は、バイオリンを替えて演奏を続けた。

それに引続く四季の演奏、予感通り凄まじい演奏だった。まるで、吹き荒れる嵐のようだった。四季のこれまで聴いてきた演奏からは予想できないスピード感と音質、このような四季の演奏があるのかと驚いたし、四季という音楽を再発見した。
しかし、賛否両論があるのは致し方ない。モーツアルトの大ファン方だったが、「あれは四季ではない」と言っておられた。同じ楽譜から演奏者によってこれほどに違う響き、音が産み出される。いったい楽譜とは何か、と聴いてみたくなる。解釈という言葉が気になりだした。
当日の四季の演奏は、収録は不明だが、同じメンバーによる「四季」のCDが発売された。時代柄、LPはないが、CDの逸品として保存盤にしたい。

このCDに関する専門家による評価を見つけたので書いておく。
「四季はヴァイオリン協奏曲としても秀逸な作品。バロック時代の楽曲であるが、チョン キョン ファ独奏、指揮の盤は最高のもの。昨今の古楽スタイルの演奏が多い中では異色な存在だ。正攻法の演奏で芸術的なニュアンスに富み、チョンの技量とパッションが胸に迫ってくる。まさに協奏曲のあるべき姿がここのある。問題はスタイルではなく、音楽を通じて何を表現するかを分からせてくれる。」
私は、LPで名演奏を聴いていたので、吹き荒れる嵐のようにスピードがあると書いたが、専門家に言わせるとこれが本来の正攻法の演奏であるとのこと。クラシック不滅の名盤 ザ ベスト100!という特集で5人の評論家が選んだ協奏曲部門でナンバー1となった盤であるとのこと。当日、これを生で聴けたことは幸運だったとしか言いようがない。私がこれまで聴いていたのは、古楽としての演奏法だとのことらしい。LPでは古楽としての名演奏を選んでみたくなった。

by fusus-21 | 2013-09-27 02:10 | AltecとWEの伝説・・原音追求への道