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バルトークを聴く・・・聴いてはいけないもの

中原コレクションから、バルトークの《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》と《弦楽四重奏曲第5番》をおそるおそる聴いた。おそるおそる?とにかく、初めて聴くからである。前者は、ライナーのシカゴ響、後者はゾルターン・シェーケリーが第1ヴァイオリン、ヴェーグは第2ヴァイオリンを弾く、第5番を初演したハンガリー四重奏団の演奏で聴いた。いずれもとてつもない名演なのか、曲がすごいのか目の前に星が落ちてきたような衝撃を受けた。ゾルターン・シェーケリは生前のバルトークと親交のあった人らしい。ベートベンのような古典派(ロマン派)と近代音楽が混じり合い、その中をハンガリーの民族音楽が駆け抜けるような新鮮な音楽だった。近代音楽と言えば、シェーンベルクなどの音楽を聴いたことがあるけれど、よく理解できなかったし、響きが新鮮というだけであった。しかし、この曲はとても違う。聴いてはいけないものを聴いてしまったような気がする。RCAとグラモフォンの盤であったが、ジャケット裏には楽譜入りで懇切丁寧な説明がしてあった。音符の読めない私には宝の持ち腐れではあるが、楽譜がすべてを語るということであろう。レコードがなければ、演奏会で聴くしかないが、これから演奏会のチラシに注目しなければならないと、そういう気持ちになってしまった。とにかく、演奏会が待ち遠しい。

その他の作品としては、ピアノ協奏曲第1番があり、フルトヴェングラーの指揮で初演されたという。このとき、ピアノはバルトーク本人が弾いている。また、最晩年の無伴奏バイオリンソナタがある。これはユーディ・メニューインに献呈されたらしいが、メニューヒンがこの楽譜を読んだとき、背筋が凍り付いたと語っていると音楽本に評論家が書いていた。超絶技巧を要する難解な曲で、バッハ以来の名曲といわれており、天才作曲家の名声が高まったとのことである。

追記:その他、以下のように演奏者へ献呈された曲がある。
・ヴァイオリンとピアノのためのラプソディー 第1番 (1928年) Sz.86
ヨゼフ・シゲティに献呈
・ヴァイオリンとピアノのためのラプソディー 第2番 (1928年、1944年改訂) Sz.89
ゾルターン・セーケイに献呈
・ヴァイオリンとクラリネットとピアノの為のコントラスツ 1938年 Sz.111
シゲティとベニー・グッドマンに献呈
by fusus-21 | 2013-10-06 20:43 | AltecとWEの伝説・・原音追求への道