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住環境と防災(藁と土壁)・・・宮本常一の見た日本の住

今から1000年前ぐらいから、土壁の製法に革新がもたらされた。柱と柱の間に横板を通し、これに竹を括り付け、さらに横に竹で補強してゆく。この上に土を塗り付けて土壁を作る。この柱と柱の間隔を最適にもってゆくことが必要である。これは経験的に知られている。土を塗り付けていくときにスサを加える。このスサには稲の藁が使われている。白壁の代表でもある漆喰もスサとの組み合わせ(稲藁以外の材料もある)が考えられている。このように藁の繊維が柔軟で壊れにくい土壁を作り上げる。宮本氏はおよそこのように記述している。

実は、宮城の瑞巌寺の近くに4〜500年を経た建物があり、東北大震災のあと壁がわずかに落ちたぐらいでびくともせずに残っていた。この目で見たが、とても驚いた。柱と柱の間隔が長いところは壁が落ち、白いプラスチックが張ってあったが、それは全体から見ればわずかなスペースに過ぎなかった。このことから、日本伝統の建築技術は震災にも強いので、高く評価すべきと思った。もちろん、津波のあとにも壁をこすられて破壊されてはいたが、倒壊せずに残った白壁の蔵がたくさん見られた。漆喰の白壁は火災のときにも燃えにくく、家が燃え残ったケースが多い。

追記:漆喰壁は強いだけではなく、においや化学物質を吸収してくれる。いわゆる「呼吸する壁」と言われる。この表面を光触媒でコートし、脱臭に使う等を考案した。我が家のトイレで実証しようとしたが、光触媒を塗らないままでも脱臭効果はかなりあった。ホルムアルデヒドなどの有害物質であれば、光触媒を吹きつけて蛍光灯等の光源を利用して有害有機物を分解無害化すればよかろう。
by fusus-21 | 2013-10-20 20:30