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スロバキアの名器

以前にチェコの名機としてフレクサレットというカメラを紹介したが、カメラの構造もさることながら、レンズのベラール(ベラー)がすばらしいと言うことになろうか。カメラはレンズで決まるというわけである。今回の紹介は、チェコの隣国、スロバキアの名器を紹介することにする。昔はチェコスロバキアと言っていたが、今は別れて2国になっている。スロバキアに日本から入るにはビザが必要になり、EUのチェコとは違った国である。東京オリンピックの名花、ベラ チャフラフスカ選手はスロバキアの人である。この国の名器とは、300Bと言われる真空管のことである。
スロバキアの名器_d0282609_16521972.jpg

この真空管はウェスターン エレクトリック社の開発したすばらしい音を出すと言われ、伝説になっている WE 300B真空管に似せたスロバキア製のものである。ロシアや中国など多くの同タイプのものがあるが(もちろん、日本製もある)、このスロバキア製はJJ管(球)と言われ、ひときわ大きく存在感がある。私は、初めて300B管を使うので分からないが、これまで私の使用していた球の特性と比べて低域に偏った(膨らみのある)音のように思えた。しかし、回路も異なっているため厳密な比較はできない。ものの本によると、硝子が分厚く、堂々として見栄えがするという。ただ、WE社の管と比べると中域の広がりが不足していると書いてある。聴く人によって、それぞれで簡単には評価できないがコストパフォーマンスは高いように思っている。しばらく使って、十分システムに馴染ませ、評価する必要があろう。私の粗末な耳には十分な音と思い楽しんでいる。

カメラのレンズといい、この真空管の硝子といい、ボヘミアはガラスの質のすばらしいところで、その伝統を引いた美しい管球であることは事実であろう。ガラスの響きが音の響きに関連しているらしいのである。内部構造(フィラメントの釣り具合:二方で吊ったり、三方で吊ったり工夫されているらしい。ちなみに、WEは三方で吊ってあるとのこと)とガラスの質が音質を決めるということから、ボヘミアガラスの音として評価して良いかもしれない。

JJ管の内部構造はWEをそのまままねてはおらず、独自の工夫がある。二眼レフのフレクサレットの構造もローライフレックスとは異なるオリジナルなもので、ボヘミアの人々の誇りと良心が感じられる。

by fusus-21 | 2013-11-07 17:05 | AltecとWEの伝説・・・劇場サウンド