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スピーカーと音響・・・ストラディバリウスとスピーカー

阪急デパートに行ったところ、日本ビクターからサイズを超えた、圧倒的音場感!史上初!<EX-B1>という宣伝を見た。実際に展示販売していた。小さい割に驚くほど高価であった。

スピーカーの振動板を木で作ったらしい。これまでの紙や樹脂のスピーカーの響きではなく生演奏の響きをお届けするというキャッチフレーズであった。「楽器はもともと木ですものね!」と書いてあったが、金管は木ではない、また尺八は竹である。

揚げ足取りはやめて、本論に戻ろう。
「テレビに繋ぐだけでその場は映画館!本物の映画館の音が楽しめます」ともある。11件の特許取得、8件の特許申請中だそうである。一体型のテーブル(デスク)トップ仕様である。スピーカーの出力が37W+37Wで昔の大型ステレオシステムをここまで小さくし、さらにボディーはチェリー材(桜材)とのことである。音の実演はしていたが、周辺の騒がしさで聴き取れなかった。

さて、木の振動板の響きというが木の種類は表示されていなかった。特許で秘密なのかもしれない。ボックスは桜である。これは、私のアルテック409-8Eのユニットを入れているものと同じである。また、ヘッドフォンのユニットを覆ている材質とも同じである。悪くはないであろう。しかし、木製の振動板はどうなのであろう。細やかな響きが出るのであろうか、疑問はある。

ところで、紹介した竹スピーカーは振動板が非常に柔らかいらしい。従って、とてもよく鳴る、鳴り響くので非常に微妙な音が出る。あまりにも繊細で、購入早々、手で触って凹ましたひとがあり、素人による修復は不可能であったと書いてある。下に引用する。2006年頃のものである。

「昨日竹のスピーカーが届いた。最近購入した真空管アンプ/CDプレイヤーを製造した城下工業が作ったスピーカーだ。本来ならばそれらをまとめてセットで購入する予定だった。しかしお金がすぐに集まらなかった事と、すぐに真空管アンプで音楽を聞きたいという欲求が強かったため先にCDプレイヤー付のアンプを買った。箱から出してみると、思っていたよりも小さなアンプだった。逆にCDプレイヤー付真空管アンプは思っていたよりも大きかったけれど。まさに竹でできたスピーカーだ。素朴で見た目もいい。
早速それをアンプとつなげた。音楽を聴いた。すると・・・・。おぉぉぉぉ・・・・!!!素晴らしい!!普段使っているスピーカーの音と比べ、竹のスピーカーから出る音は非常に繊細できめ細かい。スピーカーが小さいので大きい音はあまり出ないように思っていたが、意外に大きい音を出すことができた。
今まで使っていたスピーカーではよく分からなかった、楽器やヴォーカルそれぞれの音の定位と位相の移動がはっきりと分かった。ヘッドフォンでしか確認できなかったようなそんな「音の位置や移動」が今まで以上に分かるようになった。」とブログにあった。

お気の毒であるが、凹んでも音には影響がないので気にしない方がよいであろう。この教訓にたって、改造されたのが私の購入したものである。サブウーファーは金属ネットを付けないままにしてあるので、用心のため横向きにして防御している。振動板の振動でバッフルを振動させ、箱の横、後ろの壁で振動を減衰させて良い音に導くのがスピーカーの原理である。この意味では、バイオリンに似ている。例えば、ストラッディバリウスなどは表面のスプルース(松材)を、張った弦で激しく揺さぶり、その振動を横板と底板の楓材で減衰させ、超ど級の音色を出すらしい。そう考えれば、スピーカーもバッフルと箱の材質,当然ながらユニットの特性が音色を決めることになる。ただ理論通りにはいかないらしく、ダクトの位置や板の厚さ、箱の容積が計算上、それに加えて経験上の試行錯誤で決まっているらしい(音のエジソンさんに苦労話として聞いた)。ストラディバリなどの天才は、この材質と微妙な曲線の関係を体験上知っていたに違いない。

竹スピーカーを使用するにあたって、スピーカーを3.5cm厚ぐらいのケヤキの無垢板(机)の上に置き、竹の振動を下の板に響かせて減衰させているが理論に基づいた訳ではなく、試行しているだけである。ビンテージスピーカーの場合、ボックスが極めていい状態(エイジング)になっていることにより、良い音が期待できるようである。アルテックなどはボックスの材質がスプルースと聞いている。そうであれば、よく響く箱であると推定できる。また、アルテックのスピーカーのコーン紙は極めて軽く、微妙な音を奏でるとある。しかし低音は控えめとの噂がある。鳴らし方によって音質は変わるのであろうから噂としておこう。
by fusus-21 | 2014-01-05 22:48 | AltecとWEの伝説・・・劇場サウンド