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西行と月・・・西行と言えば桜の花と思われる方が多いと思うが、実は月の歌が多い

西行は月を歌う。

○かたそぎの行きあはぬまよりもる月やさえて御袖の霜におくらん
○波にやどる月を渚にゆりよせて鏡にかくる住吉の岸

○かかる世に影もかはらず澄む月を見る我身さへ恨めしきかな

○おもひきや二見の浦の月を見て明暮袖に涙かけんとは

○神路山月さやかなる甲斐ありてあめの下をば照らすなりけり
  ○宮ばしらしたつ岩根にしきたてて露もくもらぬ日の光かな

○神無月時雨晴るればあづまやのみねにぞ月はむねとすみける
○神無月谷にぞ雲はしぐるめる月すむみねは秋にかはらで
○神無月しぐれふるやにすむ月はくもらぬ影もたのまれぬかな
○梢もる月も哀れをおもうべし光にぐしてつゆのこぼるる
○庵さす草の枕にともなひてささの露にもやどる月かな

○小倉山ふもとの里に木の葉散れば梢はなるる月を見る哉
○雪にまがう花の下にてながむればおぼろに月も見ゆるなりけり

ざっと見て、このような月の歌が詠まれている。漂白の詩人は歩いた果てに月が昇るのをふと見かけ思わず口ずさむのかもしれない。

庵といっても名ばかりで、雨も漏れれば月影もおちる粗末な草屋根であったのではないか。旅だけでなく、西行は住まいにおいても自然と共生していたのであろう。この事実が歌からにじみ出ている。

by fusus-21 | 2014-08-17 21:41 | 四季折々の風物・・・自然と親しみ生きる