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古事記の中の九州

古事記・上巻では九州の地で神々が国作りを演じるが、アマテラス(ウガヤ)が立ち、スサノオ(アラカヤ)が出雲に去り、ウガヤを挟んでアラカヤが九州南部と出雲に陣取る形が出来上がる。
中巻では、ウガヤ系のイワレヒコが、より良き国を目指し畿内に向かう。おりしも、新羅・任那系のミマキイリヒコが敦賀から畿内に侵攻する。最後に、オキナガタラシヒメとイササワケ(オオトモワケ)、後のホムダワケが河内に凱旋する。下巻では、ホムダワケの子であるオオサザキ(仁徳天皇)が浪速の高津宮で国政にあたり、九州から畿内に政権の移動が完了し、大和朝廷の基礎が築かれる。これから、推古朝までで古事記は終わる。
これ以降は、日本書紀に移り、大化の改新を経て、天智天皇の統治体制ができるが、壬申の乱で天武の時代に移行する。天武の政権は、平城京で花開くが、その後衰退し、平安京で天智天皇の系統が復活を遂げる。日本書紀は読めないままで、概要はこう想定したが、怪しいところは多々あり、今後オキナガ氏の役割や出自などを調べる必要がある。それ次第で、話はどう転回するか分からない。

神代と常世をつなぐ、神武と欠史8代、そしてハツクニをシラス王者 ミマキイリヒコ、イササワケから聖帝オオサザキへのバトンタッチ、7世紀に入り、ナカツ オオエとオオアマという異なる性格を持つ偉大な兄弟皇子の活躍で日本が国家としての基礎を築いてゆく。その陰で動くオキナガ氏、天皇になろうとして粛正された蘇我氏などが登場し、この辺りが欠史8代とどのようにつながるのかなどを解決しない限り古代史は謎のままとなる。病高じて、日本古代国家の成立と息長(オキナガ)氏 (古代史研究選書) [ASIN: 4642021531]を購入することにした。新本は既になく、古本が入手できた。これで解決できるかは不明であるが、できることを期待をして・・・。

いずれにせよ、磐井が畿内勢力に破れ、九州は歴史の舞台から遠のいたようにみえた。しかし、万葉集に目を向けると、皇極天皇(斉明天皇)が中大兄(ナカツ/ナカノ オオエ)、大海人皇子、額田王を従えて筑紫に向かうところから始まる。胸躍るスタートである。
「熟田津に船乗りせんと月待てば 潮もかないぬいまは漕ぎ出な」
この歌は、斉明天皇が筑紫に向かう船団にかける号令の歌であろうが、額田王が天皇に代わって作ったとも言われており、実態は不明である。しかし、いかにも勇壮な船出の雰囲気である。
このときは、待ち受ける悲劇にまだ気づいていないようにみえる。
by fusus-21 | 2013-09-14 23:33 | 地域(歴史)