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ウェブ上のフルトベングラー

今日、ウェブ上でU-tubeを検索しフルトベングラーの映像を見た。
ハーケンクロイツの旗の下で演奏する壮絶なマイスタージンガー、そしてベートーベン第9のクライマックスシーンが映し出された。ナチスのプロパガンダ映像であろうが、フルトベングラーにとっては痛恨のシーンであろう。後々、この映像を証拠として戦犯裁判にさらされたことになる。これが、彼の命を縮めた訳であるが、皮肉なことにこの演奏を越えるものは歴史上皆無に等しいのである。マイスタージンガーでは前奏曲だけであったが、当時の深刻な状況が短い映像にリアルに映し出されていた。ナチスの党員、ゲルマンの兵士、工場の労働者や一般市民の顔がアップで映し出され、その表情に戦時の不安感や緊張感が漂っている。それを浮彫りにする様な、ベルリンフィルか、凄まじい演奏が流れる。フルトベングラーの打ち下ろす様なタクトと揺れ動く首筋と頭、全身を振り絞って導く音に全霊が乗り移り、うねりながら流れてゆく。聴衆は微動だもできない。まるで鬼神のごとくとはこれか!と思わせる。どこかの工場か大きな機械が丸出しで置かれ、カーテンも張られていない窓ガラスが丸見えである。ホールの音響なんてどうでも良いという壮絶な音楽である。演奏が終了したときの拍手、感動の笑み、ナチスも市民もない、すべてがフルトベングラー、ベルリンフィルの音楽に感謝している様子がわかる。

第9交響曲はクライマックスシーンが映し出された。これも、戦時のもので、あの歴史的名演、バイロイト祝祭管弦楽団のものとは違う。多分、ベルリンフィルであろう。最後の盛り上がりはこちらもすごく、相変わらずだ。満員の聴衆の中で、フルトベングラーの全身が震え、揺れ動く。これも背後にハーケンクロイツが掲げられている。ナチスの宣伝映像であろう。終了後に、現れたナチスの要人とフルトベングラーの握手がフルトベングラーの戦争加担の容疑を深めたことになった。
最後のスピードはこの映像でもすごいが、途中で録音も着いてゆけなくなっている。テンポを動かし、魂を揺する音は相変わらずである。バイロイト盤では、最後が速すぎて、オーケストラがバランスを崩し、なだれ込むようにして終わるが、この演奏でも大きな違いはない。戦時であるせいか、収録の音は相当に悪いが、テンポは間違いなくすごい。ただ、バイロイト盤で、私はフルトベングラーが狂ったように棒を振って、オーケストラがそれについてゆけないのだと考えていたがそうではなさそうである。むしろ、オーケストラが興奮してフルトベングラーの棒を越えて突っ走っているようにみえた。フルトベングラーの棒がオケのスピードを追っかけているようにもみえた。

どなたが公開されたか知らないが、こんなすばらしいU-tubeを見れただけで幸いであった。LPは全曲盤を所有しているが、画像がないので想像をしていただけであった。フルトベングラーの指揮は、聴衆のみならずオーケストラも酔わせてしまうように思えた。マイスタージンガー全曲盤では、前奏曲終了後に、合唱が間髪を入れずなだれ込んでくる。空前絶後、これ以外にはない絶妙のタイミング!これをラジオで聴いてその演奏の全曲盤を注文したのであるが、今日の映像(もちろん異なる日の前奏曲のみの実況録音ではあるが)、あの堰を切ったような合唱の入りは、フルトベングラーの指揮によるのではなく、前奏曲で魂を揺すられた合唱隊が、フルトベングラーの棒を待てずに飛び出してしまったこともあり得ると思えた。伝説の巨匠とはそのようなものなのかもしれない。いまのうちなら、U-tubeで鑑賞可能である。

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by fusus-21 | 2013-09-29 20:24 | AltecとWEの伝説・・原音追求への道