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融雪剤が鹿の繁殖を増長している・・・塩害についても強調されるべきである

NHKで鹿の繁殖力の異常な増長が環境を破壊しているとの報道があった。
若芽を食い荒らし、高山植物を根こそぎ食いつくし、アルプスの頂上付近にまで生息帯を広げている。登山者のあこがれ、憩いの場のお花畑も次々に消滅している。

鹿は山林帯を走る高速道路に現れ、路上を舐めている。なぜかというわけである。塩分を舐めている。生息に不可欠な要素である。この塩分は融雪剤として使われる塩化カルシウムである。道路の凍結を解凍するためのケミカルで化学製品の製造過程で副生成物(廃棄物)としてでるものであり、無用の長物である。有効利用ということで雪に添加、反応熱で雪を融かそうと考えられた。これが寒冷地の道路で大量に消費されている。アメリカの大陸内部でも然りである。見かけ上有効利用のように見えるが、徐々に環境が破壊されて行く。内陸の塩害である。海岸は海からの塩分で塩害がおこる。融雪剤塩カルの投入で内陸にも塩害がおこりやがて砂漠化が助長される。このような先の見通しもなく目先の利益だけで判断しているが、農山村地帯の道路でも、特に高原野菜の宝庫などの地域でも何の懸念もなく雪を融かしたいだけで大量に使われている。持続可能な発展はないと考えるべきである。
土壌改良材となる炭(活性炭)を使うなどの工夫が必要であるが、配慮を欠いた処置によって、また塩カルが鹿の繁殖を助長しているならば二重の環境破壊が促進効果となって将来に襲いかかってくるであろう。長期的展望に立て!!持続可能な発展(開発)という言葉はそのような意味を有する国連のコンセプトであり。目先きのことしか見ようとしない日本行政の弱点を補正するにあたって導入すべきスローガンであろう。

無駄な高速道路が山間部を走っている。
当然雪が多いので、塩カル融雪剤を使う。
これが周辺に飛ばされ土壌の塩害をもたらす。
土壌は荒れ、農作物や植物は傷めつけられる。
減少した植物を増殖した鹿が食い荒らす。
やがて鹿も食糧難で滅びる。そのときになって考えても遅すぎる。

このような連鎖が自然破壊と同様に、食糧不足をもたらす。遠い将来と考えがちであるが、いろいろな効果が複合すると急速となることを忘れないようにしよう。



by fusus-21 | 2014-05-20 10:55 | サスティナビリティ