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入院しての楽しみは起床6時に始まる看護師さんの声・・・退院後のの楽しみは起床6時に聞く蝉の声

入院中は、午後の10時に消灯となり、朝の6時が起床時間である。看護婦さんがやってきて、血圧と体温、便や尿の回数などを確認、そしてその日の検査時間などの伝達が行われる。その声が響き始めると現場が活気づき、真夜中の辛い眠れぬ苦痛から開放される。患者への伝達の合間など楽しい時間ではある。というより、入院して退屈な時間を過ごす中で唯一の明るい会話の時間であろう。最近は看護婦と呼んではならない。看護士(師)である。中には巧妙なやりとりで雰囲気を盛り上げてくれる人や、漫才まがいの患者とのやりとりもあり実に楽しい時間となることがある。入院の常連者の人もいてこれはさすがに新入者とは違う雰囲気が醸し出される。

誕生日の7月25日に退院した。朝は蝉の声に始まり、この季節はワシワシのクマゼミが全盛である。庭の縞トネリコの木に密生してうるさいほどに鳴く、今日は5時15分に目覚めた。ワシワシではなく、ジージーというアブラゼミがほの暗い中で鳴いている。ワシワシに比べて何と謙虚なことであろう。もの静かに鳴いている。昔は、ニーニーゼミやアブラゼミが沢山いて、ワシワシは少なかった。今、勢力が逆転し、ニーニーゼミは自然の残されたとても狭い範囲にしか生息しない。静かな朝に蝉の声は良いものだ。生きていてよかったと感じさせる。6月の蛍、7月の蝉そして8月のコオロギと季節の変わる日本の素晴らしさもいまや危うい。人間のむやみやたらのエネルギーの使い過ぎが気象の激変をもたらし、全国いたるところで連日38度以上の熱暑が続いている。ホットではなくヒートである。自然はどうなるのであろうか。この5時、6時というまだ涼しい時期に蝉は活動する。5時半にワシワシが騒ぎ始め、アブラゼミの声がかき消された。このようにして小さな声の蝉は伴侶を得ることができなくなり、数を減らしてゆくのであろうか。「鳴いて身を焼く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」という古くからの名文句をしみじみと感じる日々である。

by fusus-21 | 2014-07-27 05:39