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もう一つの緑茶マイ茶碗・・・信楽の名作

偶然リサイクルショップで信楽(購入して箱の中の説明書を読むまで信楽とは気づかなかった)の湯のみ茶碗を見つけた。白が美しく、下方が八角形の変わった形をしている。タダモノではないという気配がして売り切れないうちに購入した。もちろん新品であった。
箱の中にあった説明書を読むと「白い器へのこだわり」という表題の作者の文章があった。信楽の窯元の家に生まれた滋賀県甲賀郡の古谷信夫という64歳の方らしい。温かみのある土味を出すために自分なりの土を作るようになったと書いてある。柔らかさや土味を出すために信楽の土に異なる土を加えたとある。そして自由におおらかに料理を引き立てる白が好きになったとのことである。ピンクがかった信楽風とは少し趣が違っている。上記のような土で使った素地に白泥で化粧がけし、薄く釉薬をかけて焼き上げたとのことである。
これを粉引き(こびき)というのだそうな。同じ白であっても焼くたびにいろいろな表情をかもし出す、この粉引きがこだわりだと言う。刷毛めの造形がそれをさらに進化させる。この器の持つ温かさを使い込むことによって五感で感じ、生活の中で楽しんでいただきたいと結ばれている。
もう一つの緑茶マイ茶碗・・・信楽の名作_d0282609_20212932.jpg
古谷氏の作品である粉引きの茶碗


この作家は、滋賀県立窯業試験場で研修を修了。1991年世界陶芸祭食器部門最優秀賞を受賞した。その後も活躍が続いている。

粉引きの白い器を、水に浸すと「雨漏り」と呼ばれる濃淡のある「斑紋」が模様にように浮かび全体に広がる。この模様は古くから茶人や愛陶家に好まれた土ものの特徴とされる。
釉薬を使った陶器には「貫入」と呼ばれる風雅で細かなヒビが入る。
このような土もの(陶器)を焼成する際の炎の状況や釉薬に起因する予期しない釉相の変化が起こり、これを「窯変」という。これらすべてを楽しむべしとのことである。

追記:先ず使用にあたって、2時間くらい湯に浸し、水をしみ込ませる必要がある。茶渋やシミなどがつかないようにするためである。初めて知ったので付記しておく。

by fusus-21 | 2014-10-12 20:23 | ココノイエプロジェクト(食と健康)