TrueBeam STx (ノバリスシステム搭載)
ノバリスシステム(Novalis radiosurgery system)が搭載された次世代放射線治療装置TrueBeam STxが導入され、平成26年8月より稼働しました。
TrueBeam STxは最新の放射線治療装置で、2.5mm幅のマルチリーフコリメータ(ビーム絞り機構)を備え、脳転移などの小さい病変への治療にも対応可能です。ミリ以下の精度での照射が可能な画像誘導放射線治療機構ノバリスシステムを搭載することにより、より正確なピンポイント照射が可能となります。サイバーナイフ実施時よりも、治療時間を大幅に短縮することができます。
主に脳や肺、肝臓に適用される定位放射線治療と呼ばれる高精度放射線治療の場合、1回から数回の照射回数ですので通常1~2週間以内に治療が完了します。ごく小さな範囲に放射線を集中させる定位放射線治療の場合、正常臓器の放射線によるダメージからの回復を考慮する必要がないため、短期間で治療が完了します。